阿蘇カルデラスーパーマラソン

毎年6月開催

【【 阿蘇カルデラスーパーマラソン公式 HP 】】
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阿蘇町の紹介

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阿蘇町
                          ~ 火の山の神が創り出した清水と実りの里 ~

●阿蘇の歴史 : 80万年前~10万年前、一帯は多くの火山が活動していた。その結果まれに見る大陥没が起き広大なカルデラ湖が出来上がった。カルデラ湖の水は立野付近(阿蘇の熊本側入口)の火口が侵食・断層活動などにより開いて流れ出した。そして約1万年前、中央火口丘郡が噴火を始め現在の形になっていった。
 阿蘇氏はその昔小国家の首長であり、奈良・平安時代の律令制下の郡司の職も担い、阿蘇神社の建立により代々その祭祀を行ってきた。10世紀初頭には大宮司職となる。鎌倉時代に入るころには武士化し、13世紀末の2度に渡る蒙古襲来や鎌倉末期の南北朝の戦乱時には肥後の隣人”菊地氏”と共に大いに活躍し阿蘇大宮司の権威は強大となっていった。 戦国時代になると菊池氏・阿蘇氏共に勢力が衰え始め、九州の龍造寺・大友・島津といった戦国大名達の抗争の間に挟まれ阿蘇は大きく揺れ動いた。 阿蘇家が再び阿蘇大宮司に復職できたのは、秀吉が天下を取り加藤清正が肥後を平定してからのこと。その後江戸時代になって細川家が領主になっても阿蘇神社社家としてこの地方に存続してきた。
 阿蘇地方には農耕祭が数多く今に残る。カルデラ内の広大な土地、山々がもたらす豊かな水を利用し太古から農耕が行われてきたことを物語る。豊かな自然の中での狩猟も盛んであり、源頼朝は牧狩を学ばせるためこの地方に武将を派遣している史実がある。
 阿蘇一帯は隣の久住と並びその昔 山岳信仰のメッカであり、阿蘇神社は阿蘇開拓の祖神と伝えられる健磐龍命を祭る由緒ある神社で末社は全国450社にも及ぶ。伝承されている神事は農耕に結びついたものが多く、古くから農業神としてあつく尊崇されてきた。

●阿蘇の産業・名産品 : 外輪山で囲まれる阿蘇郡の主要町村人口はおよそ52000人、ちなみに人口一人当たりの土地面積は福岡市の57倍・東京23区の190倍。豊かな水を利用した農業が基幹産業で、水稲、野菜(キャベツ、だいこん、ケール)、施設園芸(トマト・いちご)、畜産も盛ん。

●阿蘇散策 : ゴール会場となる阿蘇町内牧には歩いて行ける範囲内に多くの温泉浴場がある。民宿・旅館などでお風呂を開放しているところもあり、湯めぐりが楽しい。やや古めの建物が多いが地元の人が日常利用しているので生活感を感じられ温泉場として風情がある。 そして阿蘇といえば世界最大級のカルデラ。星が見える天気がいい朝には外輪山に車で登って雄大な阿蘇の山並みを是非とも眺めたい。心が洗われるようだ。阿蘇中岳火口や草千里もスケールの大きな心洗われる景色だ。阿蘇の火口から1時間半程度かかるが中岳(1506m)に登れば火口を見下ろし雄大なカルデラが360度ぐるりと見渡せる(翌日足が残っている方)。人間には到底創り出せないそのスケールの大きさをまのあたりにすると火の神様が本当にいることを信じたくなる。
 阿蘇といっても非常に広大で車を使うにしても1日では回りきれない。阿蘇盆地は広々とし視界の開ける北の【阿蘇谷】と、阿蘇の山並みが迫った山里の雰囲気が漂う南の【南郷谷】に分かれる。阿蘇の空気をよりいっそう感じとれるように、今年は北側 来年は南側など事前にポイントを絞って余裕を持って回ることをお勧めしたい。全くの個人見解になるが阿蘇に来るとゆったりと心が安らぐ。日ごろの悩みを忘れリフレッシュするには阿蘇は最高の癒しの里だと思っている。

●阿蘇への交通 : 熊本市内から約35km・車で1時間弱、福岡から約140km・車(高速道利用)で2時間半、熊本空港からバスで1時間(熊本空港 HP参照
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阿蘇カルデラスーパーマラソンの紹介


●コース概要 : 阿蘇山(阿蘇五岳)を中心に一周130kmもある外輪山を半時計回りに走る標高差の激しい難コース。標高差(最低地点400m、最大地点900m)もさることながらそれ以上に大規模な噴火活動でできあがった火山の裾野のアップダウンがこたえる。平坦なところはほとんどなく常に上りと下りを繰り返す。カルデラ(内輪山の麓)と外輪山の境は急激に陥没しており、外輪山へ上る20km過ぎと外輪山から下る90km付近はマラソンのコースとは言いがたいほどの急な傾斜を有している。20km過ぎの九十九曲り、60km過ぎから始まる10kmにおよぶ上り、80km付近の外輪山頂点への上り、90km象ヶ鼻の下りが精神的肉体的にも厳しいポイント。
 九十九曲りまではカルデラ内の田畑や町の中を走るがその後50km中間地点までは民家も少なく林の中を縫うように走る。コースは厳しいながらカッコウやうぐいすその他野鳥のさえずりがあちらこちらで聞こえ心を和ませてくれる。60kmからの長々と続く上りは玉来川沿いを走るがここは阿蘇山と久住山二つの大きな火山が造った谷間にあたる。川のせせらぎが心地いい。展望が広く開けるのは80kmあたりから。林の中から外輪山特有の草原にコース景観が変わる。90km手前の象ヶ鼻の急坂の手前では天気がよければカルデラと阿蘇山を一望できる壮大なスケールの景色が望め、この方向からの阿蘇山はお釈迦様の寝姿に見えると言われている。厳しいコースであるからこそ、阿蘇山の雄大な展望は心にグッと来る。関門に引っかからない限り像ヶ鼻まあきらめたくはないところだ。
 雨が降れば寒さ対策が必要な反面、晴れれば日中30度近くまで気温が上昇することもあり事前の天候調査は大切。エイドはいたせりつくせりではないが必要最低限のものは揃っており、プラスアルファは自身で持って走るか事前に預けてコース中数箇所で受け取ることもできる。

●本大会の生い立ち : 平成2年、まだウルトラマラソンという言葉が浸透していなかった当時、阿蘇郡12町村とスポーツクラブを運営していた民間会社がタイアップして始まった。既に海外ではオーストラリア・シドニーキャンベラ(総距離500kmに迫る)などの超長距離大会は開催されており日本でもこれに負けない長距離大会を開こうとの意気込みだった。しかし距離が距離であるだけにコースの選定は困難を極めたと言う。警察からは国道の使用は一切認めないという指導があり、外輪山道路や農道など数多くのルートを候補に上げ検討に検討を重ね現在のコースが開拓された。スタートとゴールが別地点となる不都合はあるが、外輪山では100kmをはるかに越えてしまうし内陸地では国道を使用しないでコースを引くことは不可能であり致し方ないところだ。2箇所の国道横断は発生するが安全優先の条件で警察の使用許可が下りた。スタッフ・ボランティアは600名を数えているがランナーの安全対策やリタイヤ選手の収容などウルトラならではの対策で毎回頭をひねり苦心していると言う。
 田舎の人の温かみと大自然が売り物の大会であり、その辺を感じて楽しんでほしいとスタッフは言う。業務的にならないように注意したいと話す担当スタッフの言葉にこの大会の本質があるような気がする。

●エイドステーション : 水、スポーツドリンク、パン、バナナ、梅干、塩、飴玉  場所により おにぎり、そば、スイカetc腹ごしらえできる。

●2005年大会記録
参加人数 100km : 590名 完走率 65%
  
            50km : 443名 完走率 88%

100km 50km

男性

女性

男性

女性

1位

7:21:28

9:18:09

3:18:23

4:04:15

2位

7:53:46

9:37:49

3:19:45

4:07:52

3位

7:54:09

9:58:15

3:28:21

4:13:56

4位

7:58:02

10:25:20

3:28:38

4:51:39

5位

8:05:59

10:40:32

3:31:08

4:53:37

6位

8:06:17

10:52:29

3:34:21

4:59:07

7位

8:08:07

10:56:06

3:40:38

5:04:09

8位

8:11:29

11:33:07

3:42:02

5:08:33

9位

8:12:43

11:36:16

3:42:34

5:25:31

10位

8:27:09

11:41:07

3:44:03

5:27:32

●コース図


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