東平安名崎タートルマラソン

毎年10月開催

【【 東平安名崎タートルマラソン公式 HP 】】
大会開催要項 (ランナーズHP大会ガイド)
宮古島島観光案内 (宮古観光協会HP)
        〃              (Miyakojima Online 民間会社 HP)
    〃     見・歩・食・泊情報(美ら島物語HP)

宮古島の紹介

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  IMG_1242.jpg IMG_1182A.jpgIMG_1444.jpg                                               宮古島
 ~ コバルトブルーの海と白い砂、ミーニシに乗りサシバが訪れる光輝く南国の島 ~

●宮古島の歴史 : 約500万年前、宮古島周辺は島尻海と呼ばれる海の底で粘土質の土壌が体積し、現在島を干ばつから救っている地下ダムの基礎となっている。約100万年前、今の宮古島の北東に大きな陸地がありその周辺のサンゴ礁が宮古島の石灰岩層を形成、現在の島の骨格を成している。この石灰岩層によっておいしい泡盛が作られ流れ出る湧き水をろ過し海の美しさを保つ。
宮古の琉球王府との関わりは14世紀後半、中山に入貢したことで徐々にその配下に入っていくことになる。15世紀後半、仲宗根豊見親が宮古全体を統治するようになり琉球王府の尚真王に宮古主長に任命される。1609年、島津氏が琉球国を攻略し薩摩藩による統制下に入るようになる。そして1637年、島民の生活を劇的に変えた人頭税が導入され、男性は粟、女性は宮古上布の納付を強いられるようになる。1879年の琉球処分(沖縄県設置)後もこの慣行は継続され一向に改善されない島民の生活に次第に宮古を中心とし人頭税廃止運動が高まってきた。明治政府への直訴と世論の後押しもあり1903年ついに人頭税は廃止に追いやられた。266年続いたこの税は隅々に渡って現在に受け継がれている宮古の民族文化に影響を与えていることは間違いない。
 戦後の本土復帰後からは、電気・水道・電話・テレビ回線などのライフライン開通、港湾・空港施設の拡充建設、安定し水を確保する地下ダムの建設、ミバエ根絶による農作物出荷の規制解除、など次々と念願だった問題を解決し島民の生活は少しずつ潤ったものになってきている。
●宮古島の産業・名産品 : さとうきび、肉用牛、カツオ、葉たばこ、果樹(マンゴー・パパイヤなど)、泡盛、宮古上布、紅いもチップス
●宮古島散策 : 宮古島と言えば海。周辺の他の島でももちろん海は美しいが島に山岳地帯や川がなく雨が降っても土砂が海に流れ込まないため透明度は安定しており当りはずれがない。東平安名崎付け根付近に新城ビーチという浜がある。海に浸かってもかなり先までは環礁地帯で浅くなっていおりシュノーケリングによるサンゴや熱帯魚の観察には絶好のポイントとなっている。他にも白砂の美しいビーチはいくつかあり、リンクしている観光情報を参考にされたい。平良市郊外になるが熱帯植物園と立派な総合博物館がある。博物館には宮古の歴史や伝統芸能・祭事、宮古に生息する生物や自然、宮古上布、地下ダムなどについて解説展示されており宮古を知る上でとても参考になる。熱帯植物園は規模こそ小さいがボランティアで手入れされた花やデイゴの並木道が見られる。沖縄の県花でみごとなデイゴの花だが残念ながら沖縄の開花は4・5月でタートルマラソンの時季とは異なる。平良市内には数々の御嶽(うたき)・神社・お寺やお墓の古い石垣などが点在しておりガイドブックにも散策MAPとして掲載されている。最近は島中に個性のあるお店や工房が増え、美しい海以外にも案外見応えのある島だ。
 腕を振り上げ手首を回す沖縄独特の踊りカチャーシー、宮古ではクイチャーと呼ぶ。古くから宮古各地に伝わる特色あるクイチャーを一同に会してこの時季クイチャーフェスティバルというお祭りが行われる。願いごと祝いごと祭りごとの度に皆で踊ってきたクイチャーであるが年々踊る機会が少なくなり貴重な各地域のクイチャーの火を消すまいと始まったのがこのお祭り。他にも各団体が工夫を凝らした創作クイチャーが発表されたり地元の獅子舞踊りが披露されたりととても興味深い。今のところタートルマラソン当日の夕方平良市内で開催されているようなので是非見学されることをお勧めする。無理の利かない手足を元気一杯に振るご老人の笑顔が実に印象深い。より一層宮古島に溶け込めることになるだろう。
●宮古島への交通 : 沖縄那覇空港から飛行機で45分(10便/日 以上)、石垣空港から飛行機で30分(3便/日)、羽田空港から飛行機で2時間40分(1便/日)、伊丹or関西空港から飛行機で2時間10分(2便/日) 便数は2社合計
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クイチャーマン
あなたもわたしもクイチャーマン、(クイチャーマン)、クイチャーマン
だからねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇステップを踏んで~♪
だからねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇ輪になっておどろお~♪
【宮古の幼児達に大人気の歌】
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東平安名崎タートルマラソンの紹介


●コース概要 : 宮古島トライアスロンでも有名な平良市陸上競技場をスタート。宮古島の東の端、東平安名崎をゴールとするワンウェイで、宮古島を斜めにほぼ縦断するコースとなる。全島的に平坦で山岳地帯のない宮古島ではあるがやはり島である以上、泣きが入る坂はいくつかはある。ただ延々と続くことはなく、最後の保良集落を過ぎてのラスト3~4KMはほぼ平坦だ。それと11月とはいえ宮古島の太陽光線は強く、スタート前に一杯の水を飲むなどの水分補給にもまだまだ注意が必要な時季だ。エイドには食べ物は準備していない。私設エイドに出してくれているところもあるかもしれないがお腹が空きやすい人は補給食は必携。
スタート後、平良市内の幅の広い県道をしばらく走る。応援も多く道路には緩やかな傾斜がある程度で、あっというまに4~5kmは過ぎてしまうだろう。平良市を離れるに従いさとうきび畑が周囲には広がるようになり視界が広くなるところも出てくる。平良市隣の城辺町の町役場を過ぎるとややスケールの大きな上り下りがある。この辺りは長い間渇水に苦しめられてきた宮古島を救うため世界で始めて本格的な地下ダムが地中深く建設された地域だ。最後の集落 保良を過ぎると海の側を走るようになる。ただ海を展望できるようになるのは東平安名崎へと右折してしばらくしてからだ。右折しても岬が長いためゴールまではまだ2kmはあるため安堵は禁物、白い灯台のすぐ下がゴールになっている。晴れていればゴール地点周辺からはコバルトブルーに眩しく輝く海がぐるりと見渡せるはずだ。岬の北側に転々と巨大な岩が転がっているが18世紀に押し寄せた大津波の爪痕らしい。その岩も今は波に当る部分がえぐられて自然に溶け込んだ光景となっている。

●大会の生い立ち : まだジョギングブームでもなくマラソン大会も少なかった昭和53年、宮古島のジョギング愛好家が集まる走友会が初回10名のランナーで始めた。当初は正月の年始めのイベントとしてランニングを楽しんでいたが参加希望者に門戸を広げ続けてきた結果年々参加者が増加、ジョギングブームが叫ばれるようになってからは参加者が倍増するようになってきた。平成元年、宮古島の広域事務組合設立を機にボランティアによる運営から組織的運営に移行した。しかし大会発足当時の意向は受け継がれ、現在に至っても家庭・職場・仲間の和を深めるという大会の趣旨は変わっていない。順位表彰もなくスタートしても我先にと飛び出すランナーもなく、非常にアットホームでリラックスした雰囲気が漂っている。走りたくてうずうずしているサポートに回ったスタッフも腰を振りながら交通整理そっちのけで応援していたり、沿道からの応援も”#%$*さ~ん、がんばって~”、”おう、+☆&#!もっと力いれんかぁ~”、”あっ、とうちゃんだ、とうちゃん!とうちゃ~ん!”などの飾らない声援が飛び交っている。職場の仲間でお揃いのTシャツを着て参加していたり、同じペースの人としゃべりながら走っている選手もいたりと皆肩の力を抜いて走っている。スポーツアイランドと言われる宮古島の原点であり、Fun Runを地でいっている大会だ。たまにはこんな大会に参加し自らが走っている本意を再確認するのもいいものだ。22.5kmの他、10km・7km・2kmのコースが準備されている。

●エイドステーション : 水  私設エイドがいくつか設置してくれている

●2003年大会記録
参加人数 22.5km:602名(宮古550・県内25・県外27)
完走証の交付はあるが順位発表と表彰は行われない。


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