NAHAマラソン(那覇マラソン)

毎年12月開催

【【 NAHAマラソン公式 HP 】】
大会開催要項 (ランナーズHP大会ガイド)
那覇市観光案内 (那覇市観光課 HP)
    〃     (那覇市観光協会 HP)
沖縄南部観光案内(沖縄マリン出版 HP)

沖縄・那覇の紹介

IMG_3113.jpg IMG_3090.jpg   IMG_3093.jpg IMG_2871.jpg IMG_3108.jpg
  IMG_3258.jpg

IMG_2875.jpg  沖縄・那覇
 ~アジア・中国と大和の文化を積極的に吸収し独自の文化を築き上げてきた王国~

●沖縄の歴史と伝統 : グスクと呼ばれる城が各地域に築かれ争いの絶えなかった12世紀~15世紀の”グスク時代”、1429年に尚巴氏が中山・南山・北山の三山を統一してからは次第に首里城を中心にした中央集権的な安定した統治が行われるようになっていった。小規模な大陸との交易はかなり昔から行われていたが、三山統一し琉球王国が誕生するころからは中国との関係も国単位で親密化し、冊封使(さっぽうし)と呼ばれる500名にのぼる中国からの使者からさまざまな大陸芸能文化を学んだ。
 1609年薩摩藩の琉球侵攻により与論以北の奄美諸島を割り取られ、薩摩の配下に入ることになる。上納を強制させられ宮古・八重山には重税 人頭税が導入され実質植民地化して行く。1879年の琉球処分後日本の中のひとつの県となった後も日本本土から遠く離れた位置関係であることと、王国として独自の政治体制・生活習慣を持っていたため本土との同質化は遅れた。第二次大戦時には国家総動員法による強制労働のため本土の軍事工場へ搬送される人々も出た。1945年4月1日沖縄中部に米軍が上陸し2ヶ月に渡り激しい戦闘が沖縄本島全域で繰り広げられ15万人もの犠牲者が出た。首里城はじめ長きに渡り築き上げてきた国宝・文化遺産のほとんども焼失してしまった。
 1992年、構想発案から20年に渡った首里城復元が完了し琉球王国の象徴が再建された。そして2000年11月30日、山々と一体化した城(グスク)や自然に溶け込んだ参拝所・御嶽(うたき)など沖縄独自に築いてきた文明文化遺産が高く評価され世界遺産に登録された。今沖縄は数えきれない苦難を乗り越えながら独自の芸能文化を守り続けてきた地域として注目を集め多くの人々がこの地を訪れている。

●沖縄の産業・名産品 : 紅型・琉球ガラス・漆器・壺屋焼・もろみ酢・シークァーサー・モズク・泡盛(瑞泉・時雨・咲元・玉友・琉球泡盛etc)

●那覇散策 : 那覇市内では世界遺産首里城は是非とも訪れたい。展示資料に目を通したり往時そのままに復元された朱塗りの城内に入れば、中国の影響を強く受けたことを実感する。また首里城入口の下之御庭では1日3回(11:00~、14:00~、16:00~)琉球舞踊を披露しており、無料で見学できる。歩いて回れる付近には王族の墓”玉陵(たまうどぅん)”、県立博物館金城町の石畳道(道100選)などの見所がある。金城町の石畳道は首里城側から下って行くが坂がきつく、石畳もでこぼこしているのでヒールの高い靴は避けたほうがいい。
 国際通りから
公設市場の方に入って見る見るショッピングというのもおもしろい。沖縄独特の食材が並んでいる。沖縄の窯元や焼き物店が集まった壺屋通りもここに隣接しており、沖縄の焼き物の歴史を紹介した壺屋焼物博物館もある。石畳のちょっと風情のある通りだ。
 レンタカーを借りたなら沖縄本島南部の見所は回ってみたい。琉球ガラス村・ひめゆりの塔・平和記念公園・玉泉洞・玉城城跡・知念城跡・斎場御嶽(せーふぁーうたき)といった主だったところは1日で回ることは可能だ。
 観光に力を入れている沖縄なので見所は多く、しかもテーマパークなども年々増加している状況だ。あまり欲張らずに、海・歴史・芸能・ショッピングなどテーマを事前に決めて回ったほうが思い出に残る旅になるのではないだろうか。

●那覇への交通 : 日本各地から那覇空港へ多数就航、那覇空港から那覇市街地までモノレールで15分程度
 会場の奥武山公園へはモノレール旭橋駅下車徒歩10分
IMG_3104.jpg
  IMG_3235.jpg   IMG_2867.jpg
  IMG_3124.jpg
  IMG_3265.jpg
IMG_2895.jpg IMG_3077.jpg IMG_3261.jpg IMG_3246.jpg   IMG_3096.jpg

                                                     orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif            orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif

NAHAマラソン(那覇マラソン)大会の紹介


●コース概要 : 那覇市以南の沖縄本島南部地域を ぐるっ と一周するコースとなっている。やはり島であるが故、アップダウンはそこそこあるという印象だ。那覇市の奥武山公園が主会場となり、その前を走る国道331号線上がスタートライン。スタート後、国際通り や ひめゆり通りといった完全封鎖された市街地内の幹線道を走る。高いビルや様々な店が並んだ通りを走るのは気分がいい。その後も8km付近までは片側2車線封鎖した国道を悠々と走れ、ヒルギが自生する漫湖や建物の白さがまぶしい那覇の街並みも見渡せる。沖縄本島南部は北部に比べれば多くの町村が密集しているため人口も多く、声援も途切れることがない。そこここで演じられるエイサー、生演奏バンド、小中高校生一団の声援など正に”お祭りマラソン”といった感じだ。
 10kmを過ぎるとそれまで道路いっぱいに使えた走路が片側一車線に制限される。2万人規模の大会なのでまだこの付近ではランナーも充分バラけておらず、自由に追い越しもかけられずにやや窮屈な走りになる。周囲にさとうきび畑が広がり、沖縄の田舎の雰囲気が漂い始める。平和祈念公園に入ると中間地点になる。関門が設けられているので、制限時間(3.0hr)をクリアーできなかったランナーのために沢山のバスが待ち構えている・・・。中間地点を過ぎるとやがて左手に海が見えてくる。ひめゆりの塔も間もなく通過し、今では全く想像がつかない沖縄戦最後の激しい戦闘を繰り広げた一帯を走る。
 25kmを過ぎるとしばらくは平坦になり、糸満市街地では声援も再び賑やかになってくる。那覇市に入る前の37km付近からのR331バイパスに緩やかな上り坂が待ち受けるが距離が距離だけに結構きつく感じるかもしれない。最後は盛大な声援が待ち受ける奥武山公園内の競技場を一周しゴールとなる。

●大会の生い立ち : 那覇市はホノルル市と昭和36年に姉妹都市を提携している。提携25周年を記念し既に先行して開催されていたホノルルマラソンを手本に1985年のホノルルマラソン開催日と同じ日 那覇マラソンが誕生した(現在はバッティングを避けて一週ずらして開催している)。沖縄タイムス・琉球放送などのメディアも積極的に運営参加し沖縄県民総出の大会に発展してきた。県民のジョガー比率が日本一高い沖縄であるため参加者は鰻上りに増え、第4回大会の時に1万人・第10回大会の時に2万人を越えた。あっという間に日本一のマンモス大会に成長したが今でも年々県外参加者は増え続けている。地域・職場での横のつながりが太い沖縄であるため、仲間同士で参加を誘い合っているケースも多いという。ホノルル市と姉妹都市というだけあってマラソン大会でありながら参加者も応援者も会場もお祭り気分が満ち溢れている。当日の大会の模様は琉球放送で生中継され、翌日の沖縄タイムス紙面にはNAHAマラソン関連の記事がびっしりと書かれている。
 将来的にはやはりホノルルマラソンのように世界各地から参加者が集まる国際的な大会にして行きたいということだ。かつてアジア地域各国との交易で繁栄した琉球王国、その資質は充分に備えていると言えるだろう。

●銭湯・温泉 : 国際通りの牧志にりっかりっか湯(1300円)、那覇港近くにロワジール那覇温泉(3000円)がある。会場からは1.5~2.0kmほど距離がある。奥武山公園内の競技場にあるシャワー設備は使用できないとのこと。

●エイドステーション : 水・スポーツドリンク。 私設エイドはものすごい数、バナナ・オレンジ・黒糖・飴玉などよりどりミドリ。

●2003年大会記録
参加人数  フル 
: 17218名(県内:12777名、県外:4307名)
完走率 67.7%

フル

総合順位

男性

女性

1位

2:23:56

2:48:44

2位

2:28:41

2:56:16

3位

2:31:20

2:58:33

4位

2:32:00

3:03:56

5位

2:32:30

3:07:32

6位

2:35:01

3:08:43

7位

2:35:30

3:12:24

8位

2:35:50

3:12:31

9位

2:37:27

3:13:51

10位

2:38:29

3:14:38


IMG_3141.jpg IMG_3146.jpg IMG_3152.jpg IMG_3153.jpg
IMG_3154.jpg IMG_0408A.jpg IMG_3182.jpg IMG_3187.jpg
IMG_3199.jpg IMG_3201.jpg IMG_3208.jpg IMG_3219.jpg
   IMG_3227.jpg    IMG_3233.jpg IMG_3239.jpg IMG_3245.jpg