のべおか若鮎マラソン

毎年11月開催

【【 のべおか若鮎マラソン公式 HP 】】
大会開催要項 (ランナーズHP大会ガイド)
延岡市観光案内 (延岡市観光協会 HP)
    〃     (ホテルA&A HP、市街地観光ポイント案内)
旅の窓
【宮崎北部】観光案内

延岡市の紹介

IMG_2432.jpg IMG_2450.jpg IMG_2604.jpg IMG_2494.jpg IMG_2422.jpg
IMG_2652.jpg
IMG_2674.jpg

IMG_2496.jpg      延岡市
      ~ 九州山地から生まれた自然豊かな五ヶ瀬川が育む鮎の里 ~

●延岡市の歴史と伝統 : 17世紀初頭まで延岡は『縣(あがた・我が田=我々の土地)』と呼ばれていた。由来は、現在の熊本から鹿児島にかけて勢力を広げ大和政権に敵対していた熊襲(くまそ・球磨が語源と言われる)・隼人を平定するため、大和政権が陣地を張っていた最前線だったからと考えられている。
 九州山地の山々が海岸線近くまでせり出したこの地域、農作物の生産に適した平地が少なく経済基盤は脆弱だった。そんな延岡が急速に発展を始めたのは、大正時代。鉄道が開通し、日本窒素肥料株式会社が延岡に工場を建設した。のちの旭化成だ。旭化成と関連企業により次第に工業地域として延岡の経済基盤が固められていった。
 戦後の昭和21年、旭化成に陸上・柔道・バレー3つの運動部が誕生する。繊維メーカーであるためウェアーが揃えば行える種目を選んだ。数年後本格的に活動が始まるが、後押ししたものは戦後の労働争議にエネルギーを消耗する会社と若者の行く末を案じたからだ。しかし、最初からその目指すものは世界だった。創部当時の陸上部部長はオリンピック出場も真剣に考え、努力すれば結果の出る長距離にも力を入れた。そしてこの努力が実り、現在に至るまで特に陸上・柔道において多くの選手をオリンピックに送り込んできた。
 旭化成運動部の選手に求められているものがある。第一によき社会人たれ、第二によき企業人たれ、第三にオリンピックの勝者になれ、という人間性を重視した運動部運営の方針だ。スポーツ選手の前に社会人としての自覚を求め、地元地域や社内の従業員と一体になれるスポーツでなければ存在する意義がないというものだ。この思いが通じ、近年延岡では『アスリートタウン』をキャッチフレーズにしたさまざまな活動を進めている。多くの選手をオリンピックに送り込んできた延岡の地、現在延岡駅の前には誇りとするオリンピック出場選手の手形や足形が32基並べられている。

参考:旭化成の運動部(中経出版)

●延岡市の産業・名産品 : 水稲、たまねぎ、鮎、ちりめん、メヒカリ(深海魚)、しいたけ、やぶれ饅頭

●延岡市散策 : 区役所などの行政機関が集まる一帯は川の中州となっており、延岡城城跡(城山公園)内藤記念館が近くにある。延岡城は明治に入ってからの破城令により取り壊されたが圧倒されるほど立派な石垣が健在だ。城山公園の側には”延岡のぼりざる倶楽部”という地場産品を陳列しているお店もあり、お土産探しに利用したい。
 そしてこの時期の延岡といえば
鮎やな。全国的にも有名な清流五ヶ瀬川の落ち鮎を捕獲する罠だが、10月から11月いっぱい市の中心地から程近いところに組まれている。川原のお店では焼きたての子持ち鮎を食べさせてくれる。全国のかおり風景百選にも選ばれている、五ヶ瀬川の鮎は是非とも味わいたい。やはりシンプルな塩焼きが旨い。
 延岡市内から50km程五ヶ瀬川を遡ったところにある高千穂町では大会と同じ週末に夜神楽まつりを開催している。天岩戸に隠れてしまった天照大神を誘い出すまでの物語を様々な踊りで表現しており、それぞれ意味があり見ていて案外飽きない。
高千穂神社では暗くなってから夜11時ぐらいまで夜神楽を演じており自由に見学できる。町内のいくつかの農村集落でも町民の住宅を一般開放し受け継がれてきた伝統の夜神楽を夜通し演じており、こちらは翌日の昼まで続くらしい。大会前日もしくは当日の夜に高千穂に宿泊すれば特に苦もなく観光できるだろう。
 延岡市から車で20分程度走れば広葉樹林が広がり紅葉の綺麗な行縢山(むかばき)に着く。日本の滝百選にも選ばれた行縢の滝までは登山口から40分、延岡市や日向灘を一望できる頂上(830m)でも1時間半で登れる。足が残っている方にはお勧めだ。筋肉痛がひどい方には延岡-高千穂の間を1時間半かけてのんびり走る
トロッコ列車時刻表)で五ヶ瀬川の渓谷めぐりというのもいい。

●延岡市への交通 : 宮崎市内から約85km車で2時間、熊本市内から約130km車で3時間、福岡市内から約250km車で4時間(大分道利用)、宮崎空港駅からJR特急利用で1時間45分
    IMG_2421.jpg
  IMG_2621.jpg   IMG_2438.jpg
  IMG_2630.jpg
  IMG_2435.jpg
IMG_2643.jpg IMG_2633.jpg IMG_2569.jpg IMG_2484.jpg IMG_2429.jpg

                                                     orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif            orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif

のべおか若鮎マラソンの紹介


●コース概要 : 延岡市の中心である五ヶ瀬川・大瀬川に挟まれた広い中州が舞台となる。川沿いの道路や遊歩道を利用し折り返し地点をいくつか設けたコース設定となっている。常に川の脇を走るリバーサイドコースで山も近く、市内でありながらとても自然を身近に感じる気持ちのいいコースだ。2003年からハーフを新設したことをきっかけにコースを変更した。同年から整備の始まった川沿いの遊歩道を活用したコースとなっており、土手から下ったり上ったりといった程度の坂はあるがほとんどフラットと思って問題いない。
 大瀬川では河口近くに鮎かけ船が並び、少し上流には11月いっぱい組まれている鮎やなを横に見ることができる。五ヶ瀬川沿いの土手に上がれば、岩肌が勇ましい行縢山(むかばき)が望める。山と川が近くにせまり、秋の香りをおもいっきり感じられる大会である。また、ゴール後のうどん、2/3以上の選手に当るラッキー賞など参加費はフルに選手へと還元してくれている。
 

●大会の生い立ち : 延岡市内で走っていたランナーの間で”延岡走ろう会”が立ち上がって間もなく、会員40名程でランニング大会を開催した。これが今の”のべおか若鮎マラソン”の始まりだ。楽しく走れる大会作りを念頭に置きながら回を追うごとに会員以外の市民、県外ランナーと徐々に募集対象を広げてゆき、5回大会のときに全国規模の募集に踏み出した。その後、延岡走ろう会とは別に並行して開催されていた延岡市主催で競技志向の市民ロードレース大会と合併しひとつにまとめた。途中共催の時期を経た後現在は延岡走ろう会が大会の運営に関し音頭をとっている。また、”延岡アスリート・タウン・サポーターズ【NATS】”と呼ばれる1999年創設のボランティア団体の存在も大きい。この大会に限らずゴールデンゲームズ in のべおか・延岡西日本マラソン の運営・駐車場整理などのボランティア活動を行っている。 現状はハイレベルな選手の比率が他の大会に比べやや多めで、今後楽しく走る市民ランナーももっと増やしていきたい意向だ。ハーフのほか、5/3/2kmのコースがある。
 延岡のアスリートの間には、ある願いがあった。アスリートタウンの名にふさわしく、清流五ヶ瀬川・大瀬川に囲まれた中州の川沿いにランニングのできる遊歩道を整備することだ。この夢の実現に向けて、旭化成の宗茂・宗猛両氏の協力のもと延岡の走る仲間達が国へ直接働きかけてきた。これにより2003年夏、国土交通省の了解を得ることができ、順次遊歩道の整備が始まった。これをきっかけにアスリートタウン延岡として市民の間にランニングの輪が一層広まることだろう。

 この大会とは別に毎年5月、中長距離陸上の記録大会【ゴールデンゲームズinのべおか】が開催されている。旭化成の選手中心の記録会で始まったが、身近で見られるTOPレベルの選手の走りに年々人気が出て今では3万人もの観客が押し寄せる大会となっている。昼ごろ中学生の部門から始まり、時間が遅くなるほど段々とレベルが上がってゆき夜遅くまで続く。アスリートタウン延岡を象徴するひとつの大会として紹介させていただいた。
 

●温泉・銭湯 : ◆会場の延岡市西階陸上競技場にシャワー設備がある。 ◆ヘルストピア延岡では500円で入浴できる、会場から車で15分ほど走った延岡市街地より海側。

●エイドステーション : 水、あめ玉

●2004年大会記録
参加人数 ハーフ: 121名

ハーフ

総合順位

男性

女性

1位

1:19:48

1:38:27

2位

1:21:59

1:50:12

3位

1:22:43

2:12:09

4位

1:23:15

2:14:42

5位

1:27:45

2:17:55

6位

1:28:10

1:59:43

7位

1:28:17

8位

1:28:34

9位

1:29:24

10位

1:29:26


IMG_2503.jpg IMG_2505.jpg IMG_2511.jpg IMG_2522.jpg
IMG_2528.jpg IMG_2532.jpg IMG_2535.jpg IMG_2540.jpg
IMG_2550.jpg IMG_2565.jpg IMG_2572.jpg IMG_2582.jpg