おきなわマラソン(沖縄マラソン)
毎年2月開催

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沖縄市・本島中部の紹介

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沖縄市・本島中部
~ カンカラー三線の音色に希望をつなぎ、力みなぎるエイサーが舞う絆深きシマ ~


●沖縄中部の歴史 : 戦前の現沖縄市一帯は、内陸部でみかんやヤマモモの栽培、沿岸部で製塩を行う静かな農村地帯だった。1945年4月1日に読谷村沿岸に米軍が上陸した後、2日で東海岸まで到達占領され、沖縄本島は分断された。いち早く占領されたこの地域は米軍によりゴザ地区と呼ばれるようになり終戦後難民収容所が建設され多くの難民で溢れた。苦痛を強いられ希望も持てない収容所では米軍から支給される食料の空き缶から三線(カンカラー三線)を作り、歌い踊ったと言う。嘉手納にあった陸軍飛行場は米軍に占拠され、戦後も朝鮮戦争・ベトナム戦争などにより基地としての重要性が増し、拡張が繰り返されてきた。良くも悪くも米軍基地は様々な形で沖縄の人々に生活の糧を与え、戦争で廃虚と化した沖縄の各地から次第に多くの人々がこの地域に集まってきた。しかし、米国の支配意識は強く、軍事優先主義により沖縄県民の人権は侵害され続けてきた。”基地のまち”として成長して行かざるを得ない現実を複雑な思いで受け止めながら、人々の中にアメリカ文化が少しずつ浸透していった。
 1972年の日本復帰後は基地経済からの脱却を目指し、本格的な復興が始まる。沖縄伝統の芸能文化が深く根付き、新しい異国文化も吸収する柔軟さも兼ね備えた都市となった今、これからの国際化時代に向け未来を見すえた都市づくりに取り組んでいる。一方で、現在も基地の整理縮小に伴う返還とその跡地利用対策策定に力を注ぎ、戦争により全てを失ったこの地域の復興に向けた戦いは続いている。

●沖縄中部の産業・名産品 : さとうきび・マンゴー・甘藷(かんしょ、さつまいも)・花き生産・酪農・タコス・ブルーシールアイス・陶器・ガラス工芸・ミリタリーグッズ

●沖縄中部散策 : 沖縄市の繁華街は胡屋交差点周辺になる。ホテルもこの付近に集中し網の目のように商店街が広がっている。嘉手納基地のGATE2と胡屋交差点は広い道路で一直線につながっていて、この500mあまりの通りが空港通りと呼ばれアメリカンな雰囲気が漂う。アメリカ衣料品店・TATOO ショップ・ハーレーダビット専門店等の他インドや台湾関連の店まである、まさにチャンプルー通りだ。GATE2からやって来るアメリカンも多く、夜はライトアップされ一段と活気がみなぎる感じだ。
 沖縄中部域にはテーマパークも多いので車を借りて巡ってみると楽しい。沖縄の原風景を再現している
琉球村、熱帯の植物や花・爬虫類なども見れる東南植物楽園、ヘゴシダが生い茂りたくさんの蘭の花が見れるビオスの丘などは沖縄を実感するテーマパークだ。世界遺産にも登録されている城(グスク)跡も中城・勝連城はじめ多く点在する。ただし中部地域だけでもこうした見所はかなり多いため、事前に決めて行かないと2日かけたとしても慌ただしくなってしまうかもしれない。
 基地の町となった嘉手納の歴史を紹介した
道の駅かでなは見学しておきたいポイントだろう。沖縄の米軍基地問題についてしばし考えるのも沖縄中部地域を知る上で欠かせないのではないだろうか。嘉手納の町を出てしばらく北へと走ると恩納村南部の国道58号沿いに恩納村博物館がある。昔の人々の営みや祭り行事・歴史などがわかりやすく紹介され、今まで歩んできた沖縄の暮らしを詳しく知りたい方にお勧めだ。コンパクトだが入館料100円とは不釣合いに良くできた博物館だ。

●沖縄市への交通【ホテル・お店の多い胡屋まで】 : 那覇空港からタクシーで50分(約5000円)・高速バスで40分(沖縄南インターで下車、胡屋交差点までは約1.5km、12便/日)、 那覇バスセンターから路線バス【泡瀬西線屋慶名線】で70分(790円、多数運行、那覇バスセンターまではモノレールで10分230円旭橋駅下車すぐそば)
※ 那覇からスタート地点の沖縄県総合運動公園へ直接行く場合は路線バス【
泡瀬東線】、県総合運動公園北口下車徒歩数分。
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おきなわマラソンの紹介


●コース概要 : 会場の総合運動公園は東海岸沿いにあり、コース後半に通過する市街地や嘉手納基地は陸地の中央部に位置する。中央部が高台になっているため結構厳しい坂が待ち受けるコースとなる。那覇マラソンと比較しても中盤から後半にかけて勾配のきつい坂が続くため苦しみ指数は高い。
 スタート後8km辺りまでは東海岸沿いに伸びるハイウェイのような広々とした2車線の県道を走る。全くもって平坦で走りやすさ抜群であるが集団内で自分のペースがつかめないところでもあり抑えて走りたい。11km辺りは勝連城跡の高台を目指すように本格的な上り坂が始まる。与勝半島の真ん中で方向転換し陸地へと引き返す。21km付近でR329とぶつかり左折するまではやや緩めのアップダウンが続くが、14~15km辺りは高台でもあり海が見えたりと比較的展望がいい。R329に入るとややスケールの大きいアップダウンとなり、1~2km上ってまた下るというような波が来る。勾配もちょっと覚悟が必要。ただ賑やかな地域に入って来るため応援は多くなるだろう。28km付近の嘉手納基地第2ゲート少し手前が峠のような感じになる。ノリノリの基地内で2kmに渡り米軍の洗礼を受けたあと第5ゲートから出て、また沖縄市内へと戻る。この辺りの道路は戦後の米軍統治中に整備されたのだろう、日本離れした広さが確保されている。ヤシ並木が続きとても美しい道だ。が、長々としたアップダウンが続き、選手にとっては35km前後の厳しい地点にもなるためそう感じられるかどうか・・・。最後は前方に海を眺めながら滝から落ちるような下り坂を転げ落ち、平坦になって2kmほどでゴールだ。
 つらい歴史を経て存在している米軍基地であるが、他にはないアメリカンな雰囲気を大会ににじませている。

●大会の生い立ち : 現在のおきなわマラソンの火は半世紀前の1955年に灯る。琉球新報が主幹事の新報那覇マラソンが前身で、本格的に陸上競技に取り組む選手を対象にした競技色の強いものだった。第一回大会は8名の参加選手、3名の完走者で始まる。平成に入りランニングブームが広がる中、成長を続ける那覇マラソンの影響もあり沖縄中部で市民マラソン大会開催の相談が琉球新報から持ちかけられた。1993年、協議の結果、沖縄中部全域を使い12市町村が協力して開催を実現する運びとなった。コース選定に当っては沖縄市長から米軍に貸している嘉手納基地内の土地も取り入れようとの意見も上がる。この申し入れに対し米軍も二つ返事で快諾し、ゲートをくぐれば異国という どこでもドアマラソンが実現した。警察も協力的でアドバイスをもらいながら現在の沖縄中部東側一帯をぐるりとまわるコースが完成した。記録を求め続ける本格的な陸上選手のために陸連公認記録も取得できるなど残すべきところはしっかりと前身の大会から受け継がれている。各エイドは中部域12市町村で役割分担し、嘉手納ゲート内ではアメリカ人も大勢ボランティアに参加するなど地域全員参加型の人気のお祭り大会へと成長してきた。これからも、トップ選手も自身の記録を求める選手もファンランナーも全員が気持ちよく完走できる大会にしていきたいというのが大会スタッフの目標だ。

●温泉・銭湯 : 会場の総合運動公園にシャワー設備はあるが、現在のところ使用許可は下りていない。

●エイドステーション : 水・スポンジ、陸連登録者の競技部門はスペシャルドリンクを5kmごとに預けることができる。  市民私設エイド各所で開店。

●2005年大会記録
参加人数 フル   
: 8131名(10km含め) 完走率77.9%(フルのみ)

フル(一般)

フル(競技)

総合順位

男性

女性

男性

女性

1位

2:39:08

3:15:56

2:27:48

3:02:25

2位

2:40:26

3:22:31

2:29:41

3:02:25

3位

2:42:18

3:25:18

2:29:54

3:02:49

4位

2:44:44

3:25:24

2:34:27

3:03:08

5位

2:45:02

3:34:27

2:35:56

3:08:22

6位

2:45:26

3:35:52

2:36:44

3:12:17

7位

2:46:00

3:38:12

2:38:57

3:15:03

8位

2:47:30

3:38:39

2:39:05

3:21:37

9位

2:48:18

3:39:00

2:40:00

3:33:30

10位

2:48:29

3:40:17

2:40:09

3:35:32

大会事務局よりお借りした画像
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コース景観
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8km付近
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10km付近景色
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29km嘉手納基地第2ゲート
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35km国道329号